パソコンの電源が入らないときにだれでもできる基本的なチェックと対処をご紹介します!
WindowsとMacでは少し対処法が変わりますのでご自身のOSの章ですすめてください
※ご自身で組み立てたり改造したパソコンの場合、こちらの記事では解決しない可能性が高いです。
たとえばよくあるメモリの接触不良(挿し込みが甘い)や出力先設定の誤り(外部GPUとオンボード出力の切り替えによる信号なし)などは扱いません。
既製品を使用し、ご自身ではケースを開けたり、パーツを入れ替えたりしていない方向けの対処法になります。


電源が点かない?画面が点かない?
Windows
電源ケーブル
充電に使用するコンセント、ACアダプター、DCケーブル、DCプラグを確認します。
コンセントが抜けていないか、ACアダプターが異常に熱くなっていないか、ケーブルが断線していないか、またプラグがしっかり差し込まれているかを確認しましょう。
電源タップ(OAタップ)を使用している場合は、一度使用をやめて壁のコンセントに直接つないでみてください。
電源タップが故障していたり、複数の機器を接続していることで 電力供給が不足している可能性もあります。
また、デスクトップパソコンの場合はケース背面の電源ユニットにスイッチがある機種もありますので、それがオフになっていないかも確認しておきましょう。
電源ボタン
経年劣化などで接触が悪くなっている可能性がありますので、一度しっかりと押し込んでみましょう。
ディスプレイ/モニター
特にデスクトップパソコンの場合、実際にはパソコンの電源は入っており、ディスプレイの電源が切れていただけだったというケースがよくあります。
ディスプレイの電源スイッチがオフになっていないか、背面の電源プラグやコンセントが抜けていないか、HDMIなどの映像ケーブルが外れていないかを確認してみましょう。
もしモニターとパソコンの電源ランプはつくのに表示はされない、という場合には、HDMIなどの映像ケーブルをテレビに繋いでみます。
※ケーブルを抜き差しする際は、念のため電源を切ってから行いましょう。
そこでグラフィックドライバーのアンインストールし、再起動を試してからもう一度モニターに繋ぎ直してみてください。
ファンの音
電源をオンにしたときに、ファンの回る音がするか確認してみましょう。
もしファンが動作しているなら電気の供給はされているということになります。
そうなると電源以外の問題(マザーボードやメモリ、HDDやSSD、ディスプレイなど)を探す必要が出てきます。
また、コンコン、カンカン、カチカチなどの異音がする場合は物理的に損傷している可能性がありますので、電源を入れるのはやめて修理に出すことを検討してください。
※ただし最近のノートパソコンや静音設計モデルでは、起動直後や低負荷時にファンが停止していることもありますので、あくまでも目安としてください。
アクセスランプ
パソコンの電源を入れると通常はアクセスランプが点灯します。
機種によっては電源ランプとストレージランプが1つになっていたり、それぞれに分かれている場合もあります。
ストレージランプが点滅するのはデータの読み書きを行なっているときです。
点灯/点滅していれば、パソコンへの電源が供給され、なおかつストレージへのアクセスも正常に行われている状態だとわかります。
一方で、まったく点灯しない場合は電源の供給が行われていない、ストレージへのアクセスが行われていない可能性があります。
※アクセスランプが搭載されていない機種もあります。
周辺機器を外す
外付けハードディスク(SSD/HDD)、USBメモリ、USBヘッドセット、マウス、プリンターなどの周辺機器が原因でエラーが起こる場合もあります。
まずは、これらを一旦すべて取り外してからパソコンを再起動し、動作を確認します。
ブルースクリーンが表示された場合は、すぐに電源を切らず、しばらく待って自動的に再起動されるか確認し、表示されているエラーコード(停止コード)を控えておきましょう。
外付け機器を取り外した状態で正常に起動できた場合は、接続していた機器やそのドライバーに問題がある可能性があります。
電源ケーブルやバッテリーの状態にも注意しながら、必ず電源を切ってから作業を行いましょう。
次に、それぞれの外付け機器のドライバーが最新かどうかを確認します。古い場合は最新のドライバーをインストールしてから、1台ずつ接続して動作を確認してください。
特定の機器を接続したときに再びエラーが発生する場合は、その機器のドライバーがお使いのパソコンと互換性がないか、機器自体が故障している可能性があります。
このような場合は、使用を中止し、メーカーに相談することをおすすめします。
また、問題のある機器を接続したまま再起動を繰り返したり、通電を続けると状態が悪化し、最悪の場合データが復旧できなくなることもありますので早めに対処しましょう。
※セーフモードで起動できた場合はドライバのアンインストール、BIOSのアップデートを行ってください。
温度
パソコンのパーツの中には高温になってしまうものがあり、通常は冷却ファンで熱を抑えるのですが、重い作業で負荷をかけすぎたり、大きなデータを取り扱ったり、部屋の中が熱くなりすぎていたりすることが原因で冷やすのが追いつかなくなってしまうことがあります。
そうするとパソコンは故障してしまうのを防ぐために動作を一時的に停止するようになっています。
パソコンを触って熱くなっていたり、ファンが高速で回る音が止まらない場合はできるだけ部屋を涼しくし、しばらく放置してください。
また、パソコンは温度を下げるために空気を取り込む必要があるのでパソコンに布を掛けていたり、下になにか敷いていたり、壁に近づけすぎて吸気口を塞いでいたりする場合はすべて取り除くようにしましょう。
帯電(放電する)
電気が溜まってしまうことを帯電といいますが、パソコン内部のパーツに電気が帯電してしまうことがあります。
帯電するとパソコンの電源が急に落ちたり、起動できなくなったりします。
その場合は電源ケーブル、すべての周辺機器(マウスやキーボード、ディスプレイも含む)、ノートパソコンの場合はバッテリーもすべて取り外した状態で10〜15分ほど放置しましょう
機種によってはすべて取り外した状態にしたあと電源ボタンを15秒間長押して残留電荷をコンデンサーから放電します。
※この方法はバッテリーがまったく充電できなくなってしまったときにも有効です。
埃
埃が吸気口や冷却ファンの羽に溜まると、ファンの動きが妨げられ、内部が高温になり、結果的にパソコンの動作が停止することにつながってしまいます。
ケースを開けて掃除するのが難しい場合も、まずは外側の吸気口に詰まった埃をエアダスターなどを使って取り除きましょう。
掃除を行う際は必ず電源を切り、電源ケーブルも抜いた状態で行い、静電気が発生しやすい環境での作業は避けるようにしてください。
バッテリー
ノートパソコンの場合、バッテリーが故障して起動を妨げている可能性もあります。
バッテリーを外せる機種の場合は取り外し、電源ケーブルを接続して起動できるか試してみましょう。
Mac
電源コード
充電に使用するコンセント、ACアダプター、電源コード、USB-C/MagSafe(USB-C)アダプタを確認します。
コンセントが抜けていないか、ACアダプターが異常に熱くなっていないか、ケーブルが断線していないか、またプラグがしっかり差し込まれているかを確認しましょう。
電源タップ(OAタップ)を使用している場合は、一度使用をやめて壁のコンセントに直接つないでみてください。
電源タップが故障していたり、複数の機器を接続していることで 電力供給が不足している可能性もあります。
また、デスクトップパソコンの場合はケース背面の電源ユニットにスイッチがある機種もありますので、それがオフになっていないかも確認しておきましょう。
電源ボタン
経年劣化などで接触が悪くなっている可能性がありますので、一度しっかりと押し込んでみましょう。
ディスプレイ
特にデスクトップパソコンの場合、実際にはパソコンの電源は入っており、ディスプレイの電源が切れていただけだったというケースがよくあります。
ディスプレイの電源スイッチがオフになっていないか、背面の電源プラグやコンセントが抜けていないか、HDMIなどの映像ケーブルが外れていないかを確認してみましょう。
ファンの音
電源をオンにしたときに、ファンの回る音がするか確認してみましょう。
もしファンが動作しているなら電気の供給はされているということになります。
※Macの場合はほぼ無音/無風か、起動直後に瞬間回転するだけの場合が多いです。
そうなると電源以外の問題(マザーボードやメモリ、HDDやSSD、ディスプレイなど)を探す必要が出てきます。
また、コンコン、カンカン、カチカチなどの異音がする場合は物理的に損傷している可能性がありますので、電源を入れるのはやめて修理に出すことを検討してください。
※ただし最近のノートパソコンや静音設計モデルでは、起動直後や低負荷時にファンが停止していることもありますので、あくまでも目安としてください。
周辺機器
周辺機器は一度すべて外しておきましょう。
外部機器の電力消費が大きすぎる、接続機器が多すぎて干渉している、ドライバーが不具合を引き起こしているなど、原因はさまざまあります。
ひとまずマウス、キーボード、ディスプレイなどの最低限だけを残します。
外部スピーカー、サブディスプレイ、ヘッドセット、マイク、カメラ、プリンター、モバイルデバイスなど操作に必須ではないものは外します。
USB拡張ハブを使っている場合はハブごとすべて外します。
さらに外付けのHDD、SSDを使用している場合はそれも外しておきます。
またBluetooth機器も一度機器側で接続を解除するか、電源を切っておくのをおすすめします。
※機器を取り付けるときはひとつずつ試し、どれが起動を妨げているのか確認しましょう。
温度
パソコンのパーツの中には高温になってしまうものがあり、通常は冷却ファンで熱を抑えるのですが、重い作業で負荷をかけすぎたり、大きなデータを取り扱ったり、部屋の中が熱くなりすぎていたりすることが原因で冷やすのが追いつかなくなってしまうことがあります。
そうするとパソコンは故障してしまうのを防ぐために動作を一時的に停止するようになっています。
パソコンを触って熱くなっていたり、ファンが高速で回る音が止まらない場合はできるだけ部屋を涼しくし、しばらく放置してください。
また、パソコンは温度を下げるために空気を取り込む必要があるのでパソコンに布を掛けていたり、下になにか敷いていたり、壁に近づけすぎて吸気口を塞いでいたりする場合はすべて取り除くようにしましょう。
帯電(放電する)
電気が溜まってしまうことを帯電といいますが、パソコン内部のパーツに電気が帯電してしまうことがあります。
帯電するとパソコンの電源が急に落ちたり、起動できなくなったりします。
その場合は電源コード、すべての周辺機器(マウスやキーボード、ディスプレイも含む)、ノートパソコンの場合はバッテリーもすべて取り外した状態で10〜15分ほど放置しましょう
機種によってはすべて取り外した状態にしたあと電源ボタンを15秒間長押して残留電荷をコンデンサーから放電します。
埃
埃が吸気口や冷却ファンの羽に溜まると、ファンの動きが妨げられ、内部が高温になり、結果的にパソコンの動作が停止することにつながってしまいます。
ケースを開けて掃除するのが難しい場合も、まずは外側の吸気口に詰まった埃をエアダスターなどを使って取り除きましょう。
掃除を行う際は必ず電源を切り、電源コードも抜いた状態で行い、静電気が発生しやすい環境での作業は避けるようにしてください。
バッテリー
ノートパソコンの場合、バッテリーが故障して起動を妨げている可能性もあります。
バッテリーを外せる機種の場合は取り外し、電源コードを接続して起動できるか試してみましょう。
SMCリセット
Intel搭載モデルの場合は有効です。
Appleシリコン搭載のMacの場合は再起動するか、シャットダウンして再度起動するだけで自動的にSMCがリセットされるので特別な操作は必要ありません。
MacBook Pro (2021 年以降に発売されたモデルおよび MacBook Pro (13-inch, M1, 2020))
MacBook Air (2022 年以降に発売されたモデルおよび MacBook Air (M1, 2020)) 
iMac (2021 年以降に発売されたモデル) 
Mac mini (2020年以降に発売されたモデル) 
Mac Studio (2022 年以降に発売されたモデル) 
Mac Pro (2023 年に発売されたモデル)
Apple T2セキュリティチップ搭載のノートブック型
MacBook Pro (2018 ~ 2020 年に発売されたモデル)、MacBook Pro (13-inch, M1, 2020) を除く
MacBook Air (2018 ~ 2020 年に発売されたモデル)、MacBook Air (M1, 2020) を除く
iMac (Retina 5K、27 インチ、2020) と iMac Pro
Mac mini (2018) 
Mac Pro (2019 年に発売されたモデル)
電源が落ちている状態でControl ^(キーボードの左側)+option(alt)⌥(キーボードの左側)+shift⇧(キーボードの右側)と電源ボタンの4つを7秒以上長押しします。
※左右の指定があります。
もし途中で起動した場合、再度電源が消えるまで長押しを続けてください。
さらに7秒長押ししてから指を離し、電源を入れます。
T2 チップを搭載したデスクトップ型
MacBook Pro (2018 ~ 2020 年に発売されたモデル)、MacBook Pro (13-inch, M1, 2020) を除く
MacBook Air (2018 ~ 2020 年に発売されたモデル)、MacBook Air (M1, 2020) を除く
iMac (Retina 5K、27 インチ、2020) と iMac Pro
Mac mini (2018) 
Mac Pro (2019 年に発売されたモデル)
電源が落ちている状態で、電源コードも外します。
15秒待って電源コードを再度つなぎ、5秒待ってから電源を入れます。
AppleシリコンもT2チップも搭載していないノートブック型
※2017年以前のモデルにはAppleシリコンもT2チップも搭載されていません(一部モデル除く)。
電源が落ちている状態でControl ^(キーボードの左側)+option(alt)⌥(キーボードの左側)+shift⇧(キーボードの左側)と電源ボタンの4つを10秒以上長押しします。
※左右の指定があります。
もし途中で起動した場合、再度電源が消えるまで長押しを続けてください。
さらに10秒長押ししてから指を離し、電源を入れます。
AppleシリコンもT2チップも搭載していないデスクトップ型
※2017年以前のモデルにはAppleシリコンもT2チップも搭載されていません(一部モデル除く)。
電源が落ちている状態で、電源コードも外します。
15秒待って電源コードを再度つなぎ、5秒待ってから電源を入れます。
最後に
もし自分でできる範囲の対処をしても解決しない場合は、無理にケースを開けたり、分解したりせずに修理を依頼することをおすすめします!


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