Spotlightの無限ループを解決した方法をご紹介します!
まずは低リスクの「①SpotlightをOFFにする」を試し、解決しない場合は「②インデックスを再構築する」に進んでください!

①SpotlightをOFFにする
※すでにこの方法を試して解決しなかった、という場合は①を飛ばして「②インデックスを再構築する」に進んでください。
Macが重いと感じたら、まずはアクティビティモニタを開いてみてください。
「corespotlightd」がCPUを占拠している場合、Spotlight(検索機能)のインデックス作成を強制的に無効化するのが解決策になります。
注意点①
Spotlightを停止すると、Finderで「最近の項目」「タグ」機能がつかなくなる場合があります。また「Siri」を使う際にも影響してきますので、それらを今まで通りに使いたい場合は「手順②」の方法で細かくフォルダを指定してください。
注意点②
iCloudバックアップ中やアップデート直後など、インデックス作成で一時的に処理が重くなっているだけの場合もあるので、1〜2日様子を見ても変化がない場合に対処を試してください。また、処理を早めるには電源ケーブルに繋ぎ、スリープせずにしばらく放置するのがおすすめです。
手順①
アプリ一覧(Launchpad)の中から「ターミナル」を選択sudo mdutil -a -i offコマンドをEnterキーで実行する(コピペでOK)
Enterキーを押したらパスワードを求められるのでMacのロックを解除するときに入れるパスワードを入力(入力中、画面にパスワードは表示されませんが正常です)mdutil -s /と入力してEnterキーIndexing disabled.と表示されれば成功>パソコンを再起動する(プロセスがメモリに居座り続けてしまうため)
再度動き出したら
もしSpotlightを停止しているはずなのに再び「corespotlightd」がCPUを占有するようになってしまったらsudo mdutil -E /コマンドをEnterキーで実行して今のインデックスファイルを強制消去sudo mdutil -i off /コマンドをEnterキーで実行するmdutil -s /と入力してEnterキーIndexing disabled.と表示されれば成功>パソコンを再起動する(プロセスがメモリに居座り続けてしまうため)
関連コマンド
Spotlightに関するコマンドはmdutilになります。
SpotlightをONにする:sudo mdutil -a -i on
現状確認:mdutil -s /
検索不具合の修正(作り直し)/現在のインデックスファイルを強制消去:sudo mdutil -E /
OFFにするボリュームを指定したい場合:sudo mdutil -i off /Volumes/"Macintosh HD"
※"Macintosh HD"の部分に任意のボリューム名を入れます。
※自分のボリューム名がわからないときはsudo mdutil -i off /Volumes/とコマンド入力したあとでEnterキーは押さずにtabキーを1回(または2回)押すことでMacが自動的に 「現在あるボリューム名の候補」を表示してくれたり、名前を勝手に入力してくれたりします
手順②
システム設定>「Spotlight」
「検索のプライバシー」
「+」ボタンを押してMacintosh HD(または「アプリケーション」「書類」など任意のフォルダ)を指定する
「完了」ボタンを押す
パソコンを再起動する(プロセスがメモリに居座り続けてしまうため)
注意点:復旧コマンドも忘れずに!
現在は不安定なmacOS Tahoeですが、数ヶ月後のアップデートで動作が安定する可能性があります。一時的な処置としてOFFにしたあと、状況が改善したら元に戻せるよう、ONにするコマンドも必ず控えておいてください。
SpotlightをONにする:sudo mdutil -a -i on
②インデックスを再構築する
①の方法で数週間はうまくいっていましたが、再びプチフリーズを繰り返すようになり、アクティビティモニターの一番上にはcorespotlightdの文字……。
そこで、このインデックスの無限ループを止める手を試しました!
準備
ターミナルに権限を与えておきます
「システム設定」
「プライバシーとセキュリティ」
「フルディスクアクセス」
「ターミナル」をONにする
ターミナルの再起動を求められたら「終了して再度開く」をクリックする(なにも表示されない場合はそれでOK)
準備OKです!
事前にリスクを理解しておきましょう
①懸念すべき最も重大なリスクはコマンドの入力ミスによるデータ消失です。ここで使用する sudo rm -rf は問答無用でファイルを完全削除する強力なコマンドです。もしパスの入力中に誤ってスペースを入れてしまうと、インデックスファイルだけでなくシステムファイルや個人の重要データをすべて消してしまう恐れがあります。事故を防ぐため、コマンドの手入力は避け、ご自身で正しいコマンドをよく確認しながらコピー&ペーストで慎重に実行するようにしましょう。
②再構築作業中はMacの動作が重くなり発熱します。再構築はMac内のすべてのファイルを読み込んでカタログ化する作業なので、完了するまでに数時間から半日程度かかります。その間はCPU使用率が上がり、ファンが高速で回転し、バッテリーを激しく消費します。途中で電源が切れないよう、必ず電源アダプタに接続した状態で行ってください。また、冷却性能の低いMacでは動作がカクつくこともあります。
③再構築が完了するまではMac内のあらゆる検索機能が使えなくなります。Spotlight検索(「Command+スペース」キー)はもちろんのこと、Appleの「メール」アプリ内での過去メールの検索、Finderでのファイル名検索、スマートフォルダの機能、Outlookなどのアプリ内検索も一時的にヒットしなくなります。
④Time Machineバックアップへの影響として、再構築中にバックアップが始まると「バックアップを準備中」のまま長時間進まなくなることがあります。これは異常ではないので、再構築が終わるまで気長に待つ必要があります。
注意点
ターミナルを開いていくつかコマンドを連続して入れていきますが、ひとつ入力したら、画面に%(または自分のコンピュータ名)が表示されて入力待機状態になるまで待ち、 次のコマンドを打ち込むようにしましょう(削除コマンドなどは、完了するまで数秒〜数十秒かかる場合があります)。
アプリ一覧(Launchpad)の中から「ターミナル」を選択sudo mdutil -a -i offコマンドをEnterキーで実行
Enterキーを押したらパスワードを求められるのでMacのロックを解除するときに入れるパスワードを入力(入力中、画面にパスワードは表示されませんが正常です)sudo rm -rf /System/Volumes/Data/.Spotlight-V100コマンドをEnterキーで実行sudo rm -rf ~/Library/Metadata/CoreSpotlight/コマンドをEnterキーで実行sudo killall mds mds_stores corespotlightdコマンドをEnterキーで実行sudo mdutil -a -i onコマンドをEnterキーで実行Indexing enabledと表示されれば成功
「F4」または「command⌘+スペース」キーでSpotlightの検索バーを出し、「あいうえお」など適当に打ち込む
「索引作成中…」と表示されれば完了です!
最後に
インデックスを再構築したら、「①SpotlightをOFFにする」で除外していたフォルダを戻しても大丈夫です!
※ただしインデックスの再構築作業が少し落ち着くのを待って、数時間〜翌日に行うのがおすすめです。
手順
システム設定>「Spotlight」
「検索のプライバシー」
除外リストから削除したいフォルダを選択した状態で「−」ボタンを押す
「完了」ボタンを押す
しばらくの間は電源コードに繋いだ状態でスリープにはせず、パソコンを放置しておきましょう。
おすすめ:AIにアクティビティモニタのスクショを食べてもらう
もしアクティビティモニタをみても、「なにを改善すればいいのかわからない……」という場合は、CPUとメモリのタブのスクショをGeminiやチャッピーに食べさせ、下記のプロンプトを入れてみてください
「Macの動作が重くて困っています。アクティビティモニタの『CPU』と『メモリ』のタブの画像を添付しました。
- 画像から、動作を重くしている主な原因(プロセス)を特定してください。
- そのプロセスは終了させても安全なものですか?それともシステムに必要なものですか?
- 具体的な改善策を挙げてください。


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